フィルタリング機能を活用して対処するのが安全

海外からのスパムは法律の規制外

パソコンや携帯電話に、「データ理論を駆使したロト6驚異の必勝法!」「回収率280%!裏馬券士が明かす今週の買い目」「素人にも出来るFX新理論」「人妻が出会いを求めています」など、ギャンブルや投資、出会い系のメールが、毎日、大量に送られて迷惑している人は大勢いると思います。

消費者が希望したわけでもないのに、事業者側が一方的に送信してくるこのような勧誘メールを、「迷惑メール」といいます。商品販売、情報提供や出会い系などのサービス提供業者が自ら勧誘メールを送信する場合、特定商品取引法による規制があります。

また、代行業者などに依頼して送信する場合は、送信業者は特定電子メール規制法の規制をを受けることになります。どちらの法律でも、消費者の承諾なしに勧誘メールを送信する場合には、以下の3つのことを義務付けています。

  • メールの冒頭に「未承諾広告」と表示をする
  • 事業社名を明記する
  • 受診拒否したい場合の連絡先(メールアドレス)を表示する

業者の違反が明らかになった場合には、経済産業省ないしは都道府県知事による改善命令や業務停止などの処分をすることでき、メール送信の代行業者などに対しては総務省が行政処分ができるようになっています。

執拗にアダルトサイト系サイトの勧誘メールを送信し続けた事業者が、特定商取引法違反で経済産業省に業務停止処分を受けた事例や、ギャンブル系の勧誘メールの送信代行業者が逮捕された事例はあるものの、億単位の迷惑メールの量から考えれば氷山の一角に過ぎず、現実はほとんどの事業者は規制を無視する形で迷惑メールの送信を続けています。また、海外から送信されてくる迷惑メールは、日本の法律による規制はできないという問題もあります。

出会い系の勧誘メールの多くは、本文の下段に受信拒否を申請するためのアドレスが記載されていますが、このアドレスをクリックするのは危険です。確かにそのサービスからのメールはストップしますが、今度は他の類似サービスからの迷惑メールが大量に送られてきます。

これは受信拒否のアドレスをクリックすることにより、業者はそのメールアドレスが「生きている」つまり、消費者の元に届いて閲覧されていることが確認できるわけです。このような「優良」メールアドレスは業者のリストに入って、同じグループ内で何度も使用されたりするのです。

一番無難な対処方法としては、メールソフトに備わっている「フィルタリング機能」を使用して、迷惑メールを「サーバーからダウンロードしない」「ゴミ箱へ振り分ける」などして、メールの受信箱に入れさせないようにすることです。

特定のアドレス指定だけでフィルタリング使用としても、次々に新しいアドレスで迷惑メールがくるので、アダルト系やギャンブル系サービスに多いキーワードを複数指定して、メールのタイトルや本文中にそれらのキーワードが含まれていれば、自動的に迷惑メールとして処理されるように設定すれば、状況は大幅に改善します。